宮﨑豊治 (1946 - )
彫刻家 Sculptor
1946年石川県金沢市生まれ。金沢美術工芸大学美術学部彫刻科を卒業後、神戸に拠点を移し、以後現在にいたるまで関西を中心に制作、発表を続けている。鉄を素材に、自らの身体や身辺を題材とした特異な立体作品の制作で知られる。1970年代の後半から「身辺モデル」と題する、鉄を素材とした彫刻作品の制作を開始。作家自身のさまざまな身体部位のサイズを作品に組み込んだり、自らを取り巻く環境や風景など、私的な記憶や感覚をもとにした作品で注目を集めた。1980年代の後半からは「眼下の庭」のシリーズが開始され、主観的な時空間感覚によって変容された、より深い作品世界が出現する。
兵庫県立近代美術館での“アート・ナウ”に招待出品するほか、主に個展を中心として国内外で抽象彫刻の発表をしている。鉄を素材に身近な自然や植物などをモチーフとし、鉄という材質の冷たさを感じさせない処理に特徴がある
2001 彫刻<ドローイング 若林奮・福岡道雄・宮﨑豊治(ギャラリーほそかわ/大阪)
金沢市現代美術館収集作品展(金沢市民芸術村/金沢)
個展 宮﨑豊治ー眼下の庭ー」(国立国際美術館/大阪)
個展 宮﨑豊治 1980~2001 Sculpture&Drawing(ギャラリータフ/京都)
個展(ギャラリーほそかわ/大阪)
2003 「金属の可能性を探る-現代作家による作品」(高岡市美術館/富山)
個展(ギャラリーほそかわ/大阪)
2004 個展(ギャラリータフ/京都)
2006 個展(リスン ギャラリー/京都)
2007 個展(リスン ギャラリー青山/東京)
2008 個展 宮﨑豊治 彫刻、ドローイング、写真(ギャラリーほそかわ/大阪)
2009 おもろいやつら−人間像で見る関西の美術(徳島県立近代美術館)
自宅から美術館へ 田中恒子コレクション展(和歌山県立近代美術館)
2011 個展 眼下の庭ー眺めるー(リスン ギャラリー)
2012 vol.42 イメージの世界 コレクションを中心に(gallery feel art zero/名古屋)
ART KYOTO 2012 (ホテル モントレ 京都、ギャラリータフ522号室)
2013 ボーダーライン コレクション展Ⅰ・Ⅱ(金沢21世紀美術館)〜2014
2014 無人島にて「80年代」の彫刻/立体/インスタレーション(京都造形芸術大学瓜生山キャンパス ギャルリー・オーブ)
2015 兵庫県立美術館 IN MY ROOM ON THE ROAD ー私の部屋、あるいは路上にてー
超京都、ART KYOTO 2015 (アートフェア 京都文化博物館/ ギャラリータフより)
2017 兵庫県立美術館 特集:彫刻大集合
ART OSAKA 2017 (ホテルグランビアOSAKA、ギャラリーほそかわ 6012号室)
2018 書物の感覚(ギャラリーフロール・京都精華大学)
ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代(国立国際美術館)〜2019
2019 個展 宮﨑豊治の彫刻 walking-seeing-standing(福住画廊/大阪)
Stone Letter Project#3 石版工房 Site-specific Lithography(企画 Lighter but Heavier、京都場/京都)
2020 コレクション展 スケールス(金沢21世紀美術館)~2021
アトリエ展と木のしごと(ミヤザキアトリエ、salon de pink lotus)
2021 宮﨑豊治 アトリエ展 彫刻家の紙と鉄+ちょっとアレな 木のしごと (ミヤザキアトリエ、ギャラリータフ)
2022 青洋のけしき -如月 始まりのけしき- 茶会と展覧会 (ギャラリー・ヘプタゴン)
個展 宮﨑豊治の彫刻 1992-2022 layer(福住画廊)
<パブリックコレクション>
和歌山県立近代美術館・石川県立美術館・兵庫県立美術館
金沢美術工芸大学・金沢21世紀美術館
徳島県立近代美術館・国立国際美術館