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vol.133
日々 Days
富山宣子
Noriko Tomiyama
「日々の絵画 」
昨年から混沌とした状況が、世界中の人々の前に現れた。画家、富山宣子の日々も一層引きこもったことではあろうが、 その自己の表現世界は変わらない。「こんな田舎だし、若い頃は反骨心もあったと思うわ。」 今は?と問うと、淡々と今の心に任せて色を塗り重ね、引き裂き、描く毎日がある。 その小さな日常の中に時代があり、たくさんの個人的出来事や生や死、細かな感情が静かに降り積もっている。 多くは語らないが「これしかできないもの。」と富山宣子が生活の中心に据え描き続ける作品たちは、時を飲み込んだ深い色をしている。
Gallery NAO MASAKI 正木なお
富山宣子_Noriko Tomiyama
画家
1943年、三重県松阪市に生まれる。津市の私立中学にて美術教諭と出会い、絵画活動を始める80年代半ばより名古屋、 四日市、津、松阪などで個展を開催。60歳で最後の個展とするが、それ以降も絵を描き続ける日々。
2008年 feel art zero にて「色彩の絵画」開催、反響を呼ぶ。78歳の現在も毎日制作を続ける。
[ Gallery Nao Masakiにて ]
〈個展〉 2008年「色彩の絵画」、2010年「色彩と描線」、2013年「70 paintings」、2016年「春色」 、2018年「痕跡」
〈企画展〉 2015「something new, with feel art 10」
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