vol.88
花 -hana
三浦世津子 Setsuko Miura, 真月洋子 Yoko Mazuki, 若月陽子 Yoko Wakatsuki
2016.1.16-1.31
季節は未だ冬深く、春の生命待ち遠しいころのこと。
2016年1月、ギャラリーフィールアートゼロは、
3人の女性アーティストたちによる"花_ hana"の物語で幕をあける。
ある時は楚々として、ある時は凛として、ある時はすべてを受け入れる。
強さと柔らかさ、女性性の象徴のような”花”の存在。
ガラス、写真、絵画、表現のたがいが、アンビバレンスに調和し、
空間に密やかに咲く…その情景を思い浮かべる。
辿る_______写真・真月洋子
手向ける___絵・若月陽子
掬う_____ガラス・三浦世津子
写真 : 真月洋子 Yoko Mazuki
愛知県生まれ 東京都在住
生家である古い日本家屋のなかでのセルフポートレート、ひとの身体が生来持っている“インナープランツ”など、皮膚の触覚が捉えている時間や気配、匂いを写真によって表現し、各地のギャラリーやアートスペースで発表。また、2002年のドイツ・デュッセルドルフ滞在時から映像作品の制作も開始。翌2003年名古屋市美術館での映像インスタレーションの発表を皮切りに、音楽、パフォーマンス、演劇の映像演出へも活動の幅を広げている。
<主な個展>
1997 水 影 The Third Gallery Aya/大阪
2000 Plants Gallery Past Rays/横浜
a priori Gallery NAF/名古屋
2002 Innocence Atelier am Eck/デュッセルドルフ
2010 Stopping by waterside~渚にて~ Gallery Kai/大阪
2012 floating sign Photo & Art Gallery プシュケ/名古屋
2013 a priori innerplants ギャラリー蒼穹舍/東京
2015 floating sign ギャラリー蒼穹舍/東京
floating sign epSITE/東京
<主なグループ展>
2000 CHRONO-GRAPH 京都芸術センター/京都
2001 大阪トリエンナーレ2001 CASO/大阪
デュッセルドルフ・関西ドイツ文化センター特別賞 受賞
2003 現代美術のポジション2003 名古屋市美術館/名古屋
2008 大垣ビエンナーレ2008 大垣
2009 ファン・デ・ナゴヤ美術展2009「Finder」名古屋市民ギャラリー矢田/名古屋
2014 FOIL AWARD in KYOTO EXHIBITION FOIL GALLERY/京都
<写真集など>
2013 a priori innerplants 蒼穹舍
2014 FOIL Vol.4 FOIL
<パブリックコレクション>
大阪府
絵 : 若月陽子 Yoko Wakatsuki
1959年愛知県生まれ。1981年名古屋造形芸術短期大学専攻科修了。同年、版画工房あいうえおに所属も結婚出産後、銅版画制作を一時断念。その後はタブロー、木口木版画を制作、発表。
2011山本鼎トリエンナーレ優秀賞/2015川上澄生木版画展審査員特別賞
ガラス・三浦世津子 Setsuko Miura
愛知県生まれ 長野県在住
1986からイギリス・アイスランド・チェコ・アメリカ各地留学後、日本にて制作・発表を行う
1989ピルチャックガラススクール奨学金/1991金沢工芸大賞展入選/1996朝日現代クラフト展入選(‘97)